テキスト学習の決定版【SQ3R法】

こんにちは伊勢です。

このブログではビジネス、教育、恋愛など皆様の身近に起こる様々な現象について科学的に説明していきます。

今回は「テキスト学習の決定版」というテーマでやっていきます。

皆さんは勉強をする時、教科書を読んだり、本を読んだり、パソコンで動画を見たりしながら勉強すると思います。

学習効率の良い勉強の仕方はいろいろありますが、今回はテキストを用いた際の勉強方法についてお話ししていきます。

テキストを使った勉強法については1961年にロビンソンが開発した「SQ3R法」という理論があり、効率的に勉強するにはこちらがとても有効になります。

それではスリーSQ3R法をご紹介します。

自分でテキストを読解して学習するときに効果的な方法として、ロビンソン(1961)は「SQ3R法」を提唱しています。

 

【SQ3Rとは】
① S(survey): 要点の把握
② Q(question): 学ぶ内容に関連する問いを考える。
③ R(read): Qに答えられるようにテキストを読む。
④ R(recite): テキストを読み終えた後、テキストを見ずにQに答える。
⑤ R(review): テキスト内の要点を関連付ける。

 

私の経験上、大抵の人は①の「S」の部分だけで終わっているような気がします。

学習と言うのはある1個の事柄を記憶するのではなく、その1個の事柄からいろいろなことを関連付けて覚えることに意味があります。

このSQ3R法は最初は1人で行うのは難しいかもしれません。

友達や家族、先生と一緒に楽しみながらSQ3R法を実践できると皆さんの学習もより質の高いものになります。

せっかく勉強するのですから、効率よく楽しく学びましょう。

皆さんの学びのお手伝いができれば幸いです。

 

【参考文献】

SQ3R法についての研究は

Robinson, F. P.(1961)Effective study. New York: Harper & Brothers, Publishers.